1円ライター脱出日記

稼げるレベルの1文字単価円以上のライターになるべく奮闘します

文字単価1円ライターが文字単価2円台になるまでの落とし穴

3年間の副業を経て、専業ライターに転身しました。
文字単価1円で副業ではそこそこ稼げていましたが、いざ専業になると文字単価1円では、なかなか生活できるまではいきません。
そこで、1円を脱出してまずは文字単価2円、3円をめざしたのですが……


ここには落とし穴が……
1円台の仕事と、2円台の仕事では大きく違っていました。

全くの初心者が1文字1円記事になるにも、結構大変なんですが、
(なにせ3年間、副業だったので……その大変さは身に染みています)


1円以上を2円以上に上げた経験からその落とし穴を解説します。
完全なリアルな体験に基づいた感想を書いていきます。
Webライティングをやりたい人、初心者の人、少しでも文字単価をやりたい人に参考になれば幸いです。

 

落とし穴その1・今までのクライアントの仕事は断ち切れてしまう

よく文字単価を上げるノウハウで、「既存のクライアントに文字単価の値上げ交渉をしなさい」というアドバイスがあります。

そのもちろんアドバイスは正しいのですが、あくまで私の経験上ですが、文字単価1円以下のレベルでの値上げ交渉はほぼ断わられました。

値上げ交渉が断られる理由はズバリ、それ以上予算がないからです。

クラウドサービス上にしても、SNSに経由にしても文字単価1円クラスの個人でアフィリエイトサイトと運営していたり、企業でも予算が厳しいところです。

文字単価をこれ以上あげるとライターの発注分だけで赤字になるというわけです。


値上げ交渉するタイミングは文字単価2円の依頼が半分を超えて、文字単価1円の仕事をすると文字単価2円の仕事の方が滞ってしまうときです。
「今2円の仕事を受けていますが、そちらも2円にしていただくとお受けすることができるのですが……」
と伝えると、たいがいが敬遠するか、そのまま連絡が来なくなってしまいます。

ということで、1円から2円に上がる間は、依頼主がガタガタっとかわってしまってしまうので、新しい仕事を獲得する作業も必要で、提案やテスト記事を受けるなど、忙しい割には収益が上がってなかったりする場合も出てきます。

落とし穴その2・疑似文字単価2円に振り回される

文字単価2円につられて受けてみたものの、

  • 作業量が多い
  • 書いても採用と不採用があり、不採用だと収益0円
  • 修正が無限に多い
  • 連絡が遅くなるので、結局思ったほど稼げない

という案件もありました。
たとえ文字単価2円であっても、何度も修正があるものは作業時間が長くなって、文字単価1円のものより稼げないという結果になります。


私がこのタイプの案件を受けたときは、言えば誰でも知っているメジャーの雑誌のウェブサイトだったり、業界では有名なメディアでした。
「そのウェブメディアに名前が載ったら、きっと仕事に繋がる」という希望があって、続けてみたものの、結局は大した収益にもつながりませんでした。

私の担当したのは、トレンド芸能記事でしたが、

  • 芸能ネタは常にテレビやSNSをチェックしていなければならない。
  • タツ記事にならざるを得ないのにエビデンスを求める
  • 芸能ジャンルなのにディレクター自体が芸能情報に無知

などなど、苦労しました。
早い話が記事を書くものに負担を押しつけて、使い捨てという感じですね。
ねっから芸能情報が大好きな人は別として、過酷なのでお勧めできません。

 

その上、何度もダメ出しをされたので、「この先、ライターとしてやっていけるのか? 自分はライターとしての能力を持っているのか?」

収益、精神、肉体 どれもがきつかったですが、やはり精神的な部分が一番きつかったです。

しかし、大きなメディアに自分の書いた記事が載るのは、「ある程度の水準の記事が書ける」証明になります。
他のクライアントに実績をアピールするには有効でした。

短期間ならやる価値があるかもしれません。

落とし穴その3・他ジャンルに挑戦したりして迷走

私の場合、副業時代からずっと漫画、アニメ、映画、のエンタメジャンルで書いてきました。
読書も好きなので本の要約も得意ジャンルです。

1円ライターから2円ライターになる。
副業から専業になるにあたって、はたしてこのジャンルで専業になって食べていけるのか不安でした。

というのも、クラウドサービスをチェックすれば分かる通り、エンタメジャンルは比較的誰でも情報が拾えるので、文字単価0.2円以下の案件も多いですし、下手をするとタスク案件1記事何百円の仕事も多いのです。

そこで、文字単価を上げるために、文字単価が高そうなジャンルの勉強をいくつかしたことがあります。

セールスライティング、不動産、債務整理など、文字単価が高そうなジャンルです。

結果的に新しいジャンルの仕事につながる前に、得意ジャンルの仕事で文字単価2円とれるようになりました。

もともと文字単価が高いジャンルの記事を書いていれば問題はないですが、
ジャンル自体の文字単価は低い場合は高い案件を一生懸命探す以外にないようです。

結果的に運良く文字単価2円の仕事が舞い込んできて現在に至っています。

これもいつまで続くか分かりません。

他のジャンルの勉強をしたいものの、何せ文字単価自体が知れているので、今の仕事で手一杯とというのが本音です。

結論・専業は現在の案件が文字単価2円以上になってからがおすすめ 

今回の経験を踏まえて私が実感したのは、専業ライターになるには継続案件が文字単価が2円以上になってからが一番いいと言うことです。

私は副業で10万円前後の稼ぎになってから専業に転身したのですが、コロナ禍で本業がたちゆかなくなってやむを得ず専業になった形です。

今から思うと副業で10万と言っても、コロナ禍で専業が暇だったので、文字単価1円でも達成できたのだろうと思います。

全力投球しての10万円なので、専業になってから思ったほど生産性は上がりませんでした。前述の通り文字単価を上げるために新しい仕事に挑戦して、試行錯誤しました。

独立したてのときに、ジェットコースターのように仕事が揺れ動くのキツかったです。

文字単価1円だったときは、起きている間はずっとパソコンに向かう状態でした。

2円になって、やっとちょっと息がつける程度にはなった感じです。

(と言っても、滅茶苦茶余裕がある感じではありません)

2022年には安定していたらいいなと思っています。

さらにライターとしての力の向上と、収益のアップを狙っていきたいと思います。

 

 まとめ 本業ライターになるのは案件が全部文字単価2円になるのがおすすめ

文字単価1円の段階で専業ライターになってしまい、文字単価2円を目指している途中ではまってしまった落とし穴についてお伝えしました。

あくまで私の経験に基づいた実感です。

Webライターさんによっては、全く未経験で1年後にはかつての年収以上に稼げるようになった人もたくさんいます。